[Laravel] 6.15.0がリリースされました

laravel/frameworkのバージョン6.15.0がリリースされました。追加された機能について確認します。

Illuminate\Auth\Events\Validatedイベントが追加されました (#31357, @7ddac28)

このイベントは認証プロバイダーがユーザーを取得し、検証された後にログインイベント発火前に発火されます。

これにより認証が成功した後で、サードパーティーのパッケージが認証情報に介入することができるようになります。

また、ログインの際に外部API接続のような複雑なロジックがある場合でも、このイベントをリッスンしてフィルターを作成できます。

Blueprintクラスでマクロが利用できるようになりました (#31365)

Illuminate\Console\Scheduling\Scheduleクラスでマクロが利用できるようになりました (#31354)

BusFakeクラスにdispatchAfterResponse()メソッドが追加されました (#31418)

Bus::fake()を使ったジョブのディスパッチを検証できるようになりました。

Illuminate\Foundation\Exceptions\Handler::getHttpExceptionView()メソッドが追加されました (#31420)

カスタムしたエラーページを表示する場合に、renderHttpException()を変更せずに、getHttpExceptionView()をオーバーライドすることでエラー時に表示するViewを指定できるようになりました。

protected function getHttpExceptionView(HttpExceptionInterface $e)
{
    return "custom-error-view";
}

Artisanコマンドでテーブルの出力が可能になりました (#31426)

コンソールへの出力にテーブルが使えるようになりました。

public function handle()
{
    $table = $this->table(
        ['Column', 'Another column'],
        []
    );

    $table->appendRow(['Value', 'Another Value']);
    $table->appendRow(['Value', 'Another Value']);
}
$ php artisan {command}

+--------+----------------+
| Column | Another column |
+--------+----------------+
| Value  | Another Value  |
| Value  | Another Value  |
+--------+----------------+

詳しい変更については以下を確認してください。

Release v6.15.0 · laravel/framework · GitHub

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