[Laravel] 5.8.24がリリースされました

laravel/frameworkのバージョン5.8.24がリリースされました。追加された機能について確認します。

TestResponse::assertSessionHas()メソッドでクロージャを使用してセッションに特定のデータが含まれていることを確認できるようになりました (#28837)

使い方はTestResponse::assertViewHas()メソッドと同様に、クロージャーの中で指定したキーが持つセッションの値を評価します。

// Before
$response->assertSessionHas('authenticatable');
$this->assertTrue($user->is(session('authenticatable')));

// After
$response->assertSessionHas('authenticatable', function ($authenticatable) use ($user) {
    return $user->is($authenticatable);
});

TestResponse::assertUnauthorized()メソッドが追加されました (#28851)

既存のassertNotFound()assertForbidden()と同様に、レスポンスのステータスコードが401(Unauthorized)なことを確認するメソッドです。

環境設定のSERVER_PORTでビルドインサーバーのポートが指定可能になりました (#28849, 6a18e73)

LaravelにはPHPのビルドインサーバーを起動するphp artisan serveコマンドがあります。

デフォルトの8000以外のポートを使いたい場合には--portオプションでの指定が必要でしたが、.envファイルのSERVER_PORTでポートの指定が可能になりました。

Artisanコマンドの引数に渡す環境オプション(--env)をスペースで区切れるようになりました (#28869)

// Before
php artisan --env=dev {command}

// After
php artisan --env dev {command}

@endcomponentFirstディレクティブが追加されました (#28884)

retry()ヘルパーでクロージャーを利用して再実行の判定を追加できるようになりました (85c0801)

繰り返しの回数を指定する1つ目のパラメーターに加えて、クロージャーで繰り返しの判定が可能な4つ目の引数が追加されました。

クロージャーのパラメーターには発生した例外が渡されます。


詳しい変更については以下を確認してください。

Release v5.8.24 · laravel/framework · GitHub

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